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LAND ROVERラボ LAND ROVERラボ ウェイドプログラム 新 型 Land Rover Defenderには 革 新 的 な 渡 河 モードが 採 用 されています。 Land Rover のテレインレスポンスシステム 内 で 機 能 し、ボタンひとつで 車 両 を 渡 河 用 にセットアップします。その 仕 組 みをご 紹 介 しましょう 1990 年 代 の 中 盤 、 第 2 世 代 のレンジ ロ ー バ ー( P38)では 渡 河 を 示 す 絵 の 描 かれたボタンがダッシュボード 上 に 搭 載 さ れ て い ま し た 。こ の ボ タ ンは、 単 純 に 車 両 のエアサスペンシ ョンを 使 用 して 車 高 を 調 整 し、 水 の 中 を 走 りやすくするというものでし た 。し か し 、25 年 の 月 日 が 経 った 今 、 新 型 Defenderに 搭 載 された 渡 河 モ ー ド で は 、は る か に 多 くの こ と が 行 わ れ ま す 。 水 深 の 深 い 場 所 を 渡 ろうとする と、Land Roverの 新 しい 先 進 的 なウ ェイドプログラムが 自 動 的 に 車 両 を セット アップ す る た め 、 安 全 か つ 安 心 に 走 行 することができます。プロ グラムの 各 コンポーネントを 使 用 す ることで、Defenderがクラス 屈 指 の 渡 河 性 能 を 実 現 している 仕 組 みを ご 紹 介 しましょう。 タッチスクリーン ディスプレイ ウェイドプログラムは、 中 央 のPivi Proインフォテインメントシステムの タッ チ ス ク リ ー ン * で 選 択 し ま す 。こ のプログラムを 作 動 させると、 小 川 やより 深 くて 不 確 かな 水 路 を 渡 る 際 に 、ウェ イド セ ン シ ン グ を 利 用 し て 周 囲 の 水 深 を 視 覚 化 することができ ます。Defenderの 深 水 渡 河 性 能 を 最 大 限 に 活 かしつつ、より 安 心 して 運 転 していただけるように 設 計 され ています。 車 高 エアサスペンションが 装 備 されてい る 車 両 では、 浅 瀬 や 小 川 に 近 づいた 際 に、テレインレスポンスでウェイド プログラムを 選 択 することで、 車 高 が75mm 上 り、Defenderの 標 準 オ フ ロ ー ド 車 高 に セット さ れ ま す 。 渡 河 中 に、 予 想 より 水 深 が 深 かったこ とを 車 両 が 検 知 した 場 合 や、 車 両 の 渡 河 水 深 限 界 である900mmに 到 達 した 場 合 は、 車 高 をさらに40mm 上 げることで、システムが 自 動 的 に より 高 い 車 高 に 切 り 替 えます。「 泥 / わだち」 運 転 プログラムは、ウェイド プログラムを 選 択 すると 自 動 的 に 有 効 になり、 河 床 で4 輪 がスリップし ている 状 態 を 車 両 が 検 知 できるよう になります。 前 に 進 んでいないこと を 検 知 すると、 車 両 が 接 地 している( 車 両 の 底 面 が 水 面 下 で 岩 やわだち に 接 触 している) 状 態 や、ホイールと 走 行 面 との 接 触 が 不 十 分 な 状 態 を シ ス テ ム が 検 出 し ま す 。い ず れ か に 当 てはまる 場 合 は、Defenderの 車 高 が 自 動 的 に 上 がります。 渡 河 走 行 の 際 は、 走 行 前 に 必 ずルートと 出 口 を 確 認 してください。* 車 内 機 能 は 必 ず 安 全 が 確 保 された 状 態 でドライバーのみがご 利 用 ください。 ドライバーは、 常 に 車 両 を 安 全 に 制 御 できる 状 態 を 保 つ 必 要 があります。 900mm 渡 河 水 深 限 界 (エアサスペンシ ョン 装 備 車 ) スロットルレスポンス とドライブトレイン ウェイドプログラムでは、システムが 早 い 段 階 で 高 い 速 度 段 を 選 択 する 一 方 で 、ス ロ ット ル レ ス ポ ン ス の ア グ レッシブさが 抑 えられ、エンジン 回 転 数 が 減 少 します。ドライバーの 視 点 で 見 てみると、アクセルペダルが わ ず か に 減 衰 さ れ る た め 、ア イドリ ング 状 態 から2,500~3,000rpmに 突 然 エンジン 回 転 数 が 上 がるよう な こ と が 起 こ り にくくな り ま す 。エ ン ジン 回 転 数 が 上 がるにつれてゆっく りと 切 り 替 え が 行 わ れ る た め 、 突 然 エンジンが 過 剰 に 回 転 することを 防 止 し、 水 の 中 に 入 る 際 にはエアイ ンテークシステムが 多 量 の 空 気 を 吸 気 すること、また、 渡 河 中 にはゆ るい 泥 や 砂 利 にはまり 込 むことを 防 ぎます。 ヒーターとベンチレーション 一 部 の 車 両 では、 水 の 中 に 入 った 際 、 エンジンルームの 下 にある 高 温 にな ったエキゾーストシステムが 大 量 の 蒸 気 を 放 ち、それがエアコンディショナ ーシステムによってキャビン 内 に 取 り 込 まれ、 車 内 が 曇 ることが 問 題 となっ ています。Defenderで は 、こ れ が 起 き ません。ウェイドプログラムを 選 択 す ると、Defenderのヒーティングシステ ムが 自 動 的 に「 内 気 循 環 モード」にな り、 車 内 の 空 気 が 循 環 されるため、キ ャビン 内 が 曇 ることはありません。 ブレーキ 水 中 での 運 転 を 無 事 に 終 えた 後 は、 当 然 車 両 のブレーキディスクとブレ ーキパッドが 濡 れた 状 態 です。 車 両 が 水 から 出 ると、ABSシステムがブ レーキにわずかな 負 荷 をかけ、ブレ ーキディスクとブレーキパッドをわ ず か に 接 触 さ せ ま す 。こ れ に よ り 、ブ レーキディスクとブレーキパッドの 表 面 から 水 分 が 取 り 除 かれ、 深 い 水 の 中 を 走 行 した 後 でもDefenderが 最 適 なブレーキ 性 能 を 発 揮 します。 72