Views
5 years ago

2018年4月

  • Text
  • Rover
  • Images
  • Motor
  • Heritage
  • Luxury
  • Species
  • Vogue
  • Castrol
オリジナル・ランドローバー誕生の物語 | ランドローバーはいかにアドベンチャーと科学的探求を推し進めてきたか | GQマガジンエディターのディラン・ジョーンズ、チーフ・デザイン・オフィサーのジェリー・マクガバンとインスピレーションについて語る | 電気自動車とコネクテッド車の潜在的影響を探る | 中国 天門山の99のヘアピンカーブと999の急階段に挑む

UNVEILED FUTURE DESIGN

UNVEILED FUTURE DESIGN レンジローバーの 未 来 を 切 り 開 く 新 たな 先 鋭 、ヴェラールが 日 本 上 陸 を 果 たした。 お 披 露 目 の 舞 台 をプロデュースし、ゲストスピーカーとして 登 壇 した 藤 原 ヒロシさんの 声 と 共 に、 その 記 念 すべき 一 日 を 振 り 返 る。 HIROSHI FUJIWARA 1980 年 代 からDJとして 活 動 し、 音 楽 プロデューサーにしてファッションデザイナーとして 活 躍 。 fragment design 主 宰 。ストリートカルチャーのけん 引 者 としての 顔 も 持 ち、 多 くのブランド・ 企 業 とコラボレーションを 行 っている。 90

開 場 前 、ジャパンプレミアの 舞 台 には、 布 でボディ 全 体 が 覆 われた2 台 のヴェラールが 置 かれていた。 隠 されていても、レンジローバーであることがはっきりとわかる。フロント、リアの 四 隅 が 垂 直 に 落 ち、 ずっしりとした 重 厚 感 を 生 むフォルム。 近 年 のレンジローバーに 採 用 されている、 後 方 に 行 くにつれ、 なだらかにスラントしていくルーフライン。 左 右 に 鋭 く 光 る 現 代 的 な 意 匠 のヘッドライト。 特 徴 はほぼ 網 羅 されている。ここからどう、 従 来 のキャラクター、 枠 を 越 えてくるのか。 期 待 は 膨 らむ。 ヴェラールはレンジローバーファミリーにとって4 台 目 となるモデル。およそ6 年 前 、まだ 現 在 の ようなコンパクトSUVの 潮 流 が 起 こっていない 時 期 に、トレンドの 一 歩 先 を 読 むようにして 生 まれた イヴォーク。 誕 生 から10 年 以 上 が 経 過 し、レンジローバーと 並 ぶブランドの 代 名 詞 となってい るスポーツ。ヴェラールは、この 両 者 の 間 を 埋 める 存 在 である。ディメンションは 全 長 4,820× 全 幅 1,930× 全 高 1,685mm、ホイールベースが2,875mmとなり、サイズ 感 はどちらかというとスポーツ ( 全 長 4,855 × 全 幅 1,985 × 全 高 1,800mm 、ホイールベース 2,920mm)に 近 いが、 数 値 を 比 較 すると、 ヴェラールは 全 高 が 低 くなり、 幅 が 強 調 されていることがわかる。 単 純 に “ 間 を 埋 めた” と 考 えるのが 誤 りであることに、この 時 点 で 気 づくはずだ。 ボディとルーフがチョップされているように 見 え、スポーティな 印 象 も 受 ける。 ヴェラールのデザインは、 非 常 に 美 しくて 好 ましいものに 仕 上 がっています ゲストが 会 場 を 埋 め 尽 くす。そしてスポットライトの 光 と 轟 音 を 伴 い、いよいよヴェラールは アンヴェールされた。パワフルなフロントエンド。そこには 精 巧 にデザインされたグリルが 与 えられ、 のびやかで 幅 広 なボンネットが 豊 かなオーバーハングを 生 み 出 している。 ボディとチョップされているかのように 見 えるピラー&ルーフ 部 分 は、ブラック 一 色 でシャープに まとめられた。ドアハンドルはドアパネルに 埋 め 込 まれ 完 璧 に 一 体 となっており、キーを 開 けハン ドルに 埋 め 込 まれたボタンを 押 すと 出 てくるフラッシュタイプを 採 用 。そのおかげで、サイド 面 には フェンダーアーチのわずかな 膨 らみと 裾 のくぼみ、ヘッドライトからリアライトまでを 結 ぶシンプル なキャラクターラインの 凹 凸 くらいしかなくなった。 やはり、ヴェールが 剥 がされても 由 緒 正 しきレンジローバーの 血 が 流 れていることがひしひしと 伝 わるが、 従 来 の 無 骨 さは 影 を 潜 めている。あまりにグラフィカルな 造 形 の 真 新 しいレンジローバー が 我 々の 眼 前 に 現 れたのだ。 藤 原 ヒロシさんはこの 姿 を 初 めて 見 た 際 、どう 感 じたのだろうか。 「まずレンジローバーならではのサイドから 見 たボリューミーなプロポーションが 特 に 美 しいですね。 ボディとルーフが 分 かれて 見 えることで、スポーティな 印 象 も 受 ける、 非 常 に 好 ましいデザインです。 僕 が 最 初 にヴェラールを 見 たのは、ロンドンで 行 われたワールドプレミアの 時 だったのですが、まだ 舞 台 の 上 に 立 っている 姿 しか 見 ることができていない。 早 く 街 中 を 走 っている 様 を 見 てみたいです」 文 :YUSUKE OSUMI 写 真 :KENICHI YAMAGUCHI(JAMANDFIX) ディテールがわからなくても、そのパワフルさ、 研 ぎ 澄 まされたフォルムがわかるフロントエンド。 マトリックスレーザーL EDヘッドライトは 自 然 光 に 近 い 光 で 高 い 照 度 を 実 現 し、 目 の 疲 れも 軽 減 する。 91

 

LAND ROVER マガジン

 

最新号では、南極探検を控えたふたりの若き冒険家が、DEFENDERを駆ってトレーニングに挑む様子を取り上げています。また、レンジローバー50周年を記念したドバイへの旅もご紹介。数々の発見が、あなたの好奇心をかきたてるでしょう。他、人類の未来を左右する先進テクノロジー開発者たちの話もお楽しみください。。

Jaguar Land Rover Limited: Registered office: Abbey Road, Whitley, Coventry CV3 4LF. Registered in England No: 1672070

※当ウェブサイトに掲載されている画像は欧州仕様車の画像となります。日本仕様車と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。日本仕様車は右ハンドルです。