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2019年5月

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S T O R I E S U N D E R

S T O R I E S U N D E R F O O T 究 極 の 発 見 の 旅 とはなんだろうか? それはタイムトラベルに 似 ているのかもしれない。 古 生 物 学 者 のケネス・ラコバラが、 地 球 の 中 心 へと 向 かう 旅 にいざなう。 76

ESSAY イメ ー ジ : STOCKSY/ CATHERINE MACBRIDE, 人 物 写 真 : ROBERT CLARK 日 常 にあるとは 思 えない、 驚 くべき 場 所 に 行 ってみたくはないだろう か? 謎 に 包 まれてはいるが、 何 が 起 きたのかを 垣 間 見 ることは 十 分 にで き、 興 味 をそそる 場 所 。あまりに 壮 大 で 現 実 味 がないので、 熱 心 な 空 想 小 説 の 読 者 でなければこの 目 で 見 ても「まさか」と 思 ってしまう、そんな 場 所 だ。 心 の 目 を 通 して、 大 地 との 間 にあるすべての 障 害 物 を 取 り 払 い、 足 の 下 にあるものを 観 じてほしい。そこには 長 い 歴 史 の 中 で、 自 然 の 驚 異 に 匹 敵 する 何 かが 横 たわっているに 違 いないのだ。 地 球 の 壮 大 さを 最 大 限 に 感 じられるのは、 米 国 グランド・キャニオンの 縁 から 見 る 景 色 だ。そこから 全 長 約 13 キロのブライト・エンジェル・ト レイルへと 下 りていくと 魂 の 高 揚 を 感 じるだろう。それは 約 20 億 年 の 時 空 を 旅 することに 等 しい 体 験 だ。 地 球 に 存 在 したいくつもの 過 去 世 界 へと つながる、 内 なる 旅 。 人 生 観 さえ 変 わるかもしれない。 生 物 種 の 75パーセント 以 上 が 絶 滅 していた。 当 時 支 配 的 だった 大 型 の 陸 上 動 物 は、ワニの 祖 先 だった。まだ 登 場 したばかりの 恐 竜 は、 同 時 代 のより 大 きくどう 猛 な 生 き 物 との 競 争 に 苦 しんだ。どちらのグループも 大 量 絶 滅 を 生 き 抜 いたわけだが、ワ ニはこの 競 争 に 負 けた。 公 平 な 条 件 を 得 て 恐 竜 は 繁 栄 し、ジュラ 紀 と 白 亜 紀 を 通 して 陸 上 生 態 系 を 完 全 に 支 配 する、 驚 くほど 多 様 な 種 へと 進 化 した。 今 でもジョージ・ワシントン・ブリッジを 渡 るときに ちょっとばかり 見 上 げると、このように 生 物 学 的 に 見 て 大 変 革 を 引 き 起 こした 信 じられないほどの 変 動 跡 を 目 にすることができるのだ。 サンフランシスコで 見 られる 岩 相 も、こういった 例 の 一 つ。 北 米 の 西 端 沿 いに 表 面 を 覆 っている 岩 相 は、サンフランシスコの 岩 盤 をアラ スカの 中 心 に 堆 積 させていく 地 殻 変 動 の 動 きに 旅 人 の 多 くは 大 地 と 膨 大 な 時 の 流 れとのつながりを 感 じ よって 形 成 されるものだ。フィラデルフィアから 「 私 たちを 取 り 巻 く て、 圧 倒 されるだろう。 ピッツバー グ まで ペンシル ベ ニア・ターンパイク ねじれた 基 盤 から 熱 を 受 けて 圧 縮 される 変 成 岩 。そ 時 間 という 深 遠 な ( 有 料 道 路 )を 走 っていると、アパラチア 山 脈 を の 上 にそびえ 立 つのは、 過 去 5 億 年 にわたってこの 地 域 横 切 ることになる。この 山 脈 は、かつてモロッコ 物 語 は、ちょっと 手 間 を を 陸 から 海 へ、 海 から 陸 へと 変 動 させ、 海 面 の 上 昇 と のアトラス 山 脈 とスコットランドのハイランド 地 方 下 降 を 何 度 も 記 録 している 巨 大 な 堆 積 岩 だ。 砂 岩 、 石 かければその 一 端 を を 部 分 的 に 含 む 連 峰 の 一 部 だった。 表 土 の 大 部 灰 岩 、 頁 岩 が 重 なる 層 には 化 石 が 埋 まっている。 化 石 は、 分 が 石 灰 岩 で、 遠 い 昔 は 海 底 だったフロリダ。 全 見 ることができる」 地 底 深 くに 横 たわる 原 始 的 な 祖 先 であるさまざまな 種 長 およそ12 メートルという 歴 史 上 最 大 のサメ、メ から、 表 層 でも 見 ることが 可 能 な 馴 染 みのある 現 代 の 形 態 まで、 生 命 の 連 なりを 物 語 ってくれる。 地 質 学 的 にいえば、それはご く 普 通 のことだ。ここで 特 別 なのは 物 語 のページがむき 出 しになっている こと。つまり 誰 もが 目 にできる 点 にある。 例 えばコロラド 川 の 浸 食 の 力 は、 台 地 をバラバラにしてその 下 にある 歴 ガロドンがはびこっていた 海 だ。コロラドの 山 脈 、 フロント・レンジでハイキングをすれば、メキシコ 湾 から 北 極 海 へと 伸 びる 内 陸 海 路 のかつての 海 岸 を 横 断 することになる。ステゴサウル スやアパトサウルスなど 最 もよく 知 られる 恐 竜 たちが、この 海 辺 に 沿 っ て 歩 き 回 っていた。 史 をあらわにした。 地 質 学 では、 露 頭 がすべてだ。 地 球 の 岩 石 圏 (リソス 今 いる 場 所 について 考 えてみるきっかけになっただろうか? 45 億 フェア)── 地 球 の 最 上 層 、すなわち 地 殻 とマントル── はこの 惑 星 の 歴 史 の 所 蔵 庫 である。 何 巻 もある 大 作 だが、 地 表 で 生 活 する 私 たちに 対 し て 書 庫 の 扉 はたいてい 閉 じられている。しかし 浸 食 と 隆 起 が 発 生 すると、 そこかしこでページや 章 が 現 れる。 私 たちは 数 えきれないほどある、 見 知 らぬ 物 語 の 一 番 上 のページを 行 き 来 しながら 人 生 を 過 ごしてきたのだ。 年 にわたる 世 界 史 のユニークな 物 語 が、 私 たちの 足 の 下 に 横 たわって いることは 間 違 いない。その 驚 異 的 な 物 語 は、インターネット 検 索 で 地 質 学 的 歴 史 を 調 べたり、 地 元 の 自 然 史 博 物 館 を 訪 れたりすることで 見 えてくる。あるいは 自 ら 道 具 を 手 に 取 って、 掘 ってみてもいい。 岩 盤 の 物 語 を 見 る 目 を 養 えば、 世 界 の 見 方 が 一 変 するはずだ。 だが 時 間 という 深 遠 な 物 語 は、ちょっと 手 間 をかければその 一 端 を 見 る ことができる。 マンハッタンを 背 にハドソン 川 の 向 こう 岸 を 見 ると、 岸 辺 から 石 の 要 塞 をつくるべくそびえ 立 つ 暗 い 色 の 岩 の 崖 が 見 える。 高 さ 約 91メートルの 絶 壁 「パリセード」は、 地 球 の 歴 史 で 最 もドラマチックな 瞬 間 の 一 つを 見 せてくれている。それは2 億 年 前 、 当 時 存 在 していた 超 大 陸 、パンゲア が 地 殻 変 動 の 力 によって 引 き 裂 かれたときの 光 景 だ。 地 殻 が 薄 くなり、 後 に 大 西 洋 となる 線 に 沿 って、 下 にあったマグマがあふれて 広 大 な 溶 岩 のポ ケットを 形 成 した。 激 変 によって 大 量 の 二 酸 化 炭 素 が 大 気 に 放 出 され、 地 球 温 暖 化 が 急 速 に 進 行 したのである。こうした 突 然 の 変 化 はほとんど の 生 物 に 死 をもたらし、 三 畳 紀 の 終 わりに 最 悪 の 時 期 が 終 わった 段 階 で、 筆 者 について ケネ ス・ラコ バ ラ ローワン 大 学 が 運 営 するエデルマン・ フォッシル・パーク( 米 ニュージャージー 州 ) の 創 設 ディレクター。『Why Dinosaurs Matter』(サイモン&シュスター 社 、 2017 年 )の 著 者 。 講 演 「 恐 竜 の 化 石 探 しを 通 して 知 った、 宇 宙 における 人 類 」を TED Talksのウェブサイト(TED.com) でチェックすることができる。 77

 

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